
日本とスペイン混合テノールユニット【ADESSO(アデッソ)】のコンサートが、7月のジャパンツアー(東京・大阪・名古屋・甲府)に先駆けてスペインで開催されました。
スペインのマドリッドから電車で約30分、トレホン市のマヨール広場で開催されたADESSOの野外コンサート。
当日は、トレホン市をあげてのお祭りで、夜の10時という遅い開演時間にもかかわらず何千人というお客様が詰めかけてきました。
ADESSOは、スペインで結成された国際派テノール 3 人によるヴォーカルユニットで、メンバーは、スペインのオペラ、ミュージカル界で活躍する実力派揃い。

照明が効くようになる夜を待って22:15、いよいよコンサート開演です!
オープニングは「アランフェス」。トランペットの音色が石造りの広場に響きわたり、静かに暮れてゆくスペインの空へ歌声と共に消えてゆくのが幻想的でした。
ヴィクトル、モレノ、カルロスによる「イル・カント」「グランデ・アモーレ」「Un amore cosi grande」

続いて、ケン・カタヤマ「BLESSING 祝福」
この曲は、パスカル・オビスボ作曲、フランスミュージカル「十戒」のテーマ曲で、日本では平原綾香さんがカバーしている曲です。
ケン・カタヤマが歌いはじめると、情熱的な3人の歌声から空気は一転。張り詰めた静寂へと変わるのを感じました。
そこからダイナミックに展開してゆく歌声に、スペインのお客様たちはブラボーの拍手を惜しみなく贈っていました!
モレノ「Non pensare a me」
ヴィクトル「Il Mondo」
カルロス「Non Credere」
jazzyな雰囲気の曲でバンドフューチャー。ピアノ、ベース、ドラムス、シンセ、フルート&サックス、トランペット。彼らをまとめるのは、ケン・カタヤマが信頼する小泉たかし!日本からの参加です。
3日間のリハーサルでしたが、エネルギッシュなパフォーマンスと演奏で、ADESSOサウンドを創りあげました。
ジャパンツアーは全会場、ピアノ演奏で参加。小泉さんのパフォーマンスにも注目です。

ADESSO (Víctor Díaz ,Ken Katayama,José Antonio Moreno, Carlos Díaz)
Takashi Koizumi(Piano,Direccion Musical)
Aruturo Ruiz(Bajo)
Borja Arias(Tecrados)
Miguel Asensio(Bateria)
Patxi Pascual(Saxo)
Jonathan Bandichi(Trompeta)

自分の生き方に悩み歌うA。それに答える形で歌うB。そして、天の声とも思える存在が現れてのドラマティックな3重唱は、まるでミュージカル♪しかもそれがスペイン語、日本語、イタリア語とくれば聴いてみたくなりますよね(^.^)
ジャパンツアーは、カルロス&ケン&ヴィクトルで歌われます。

カルロスとのデュエットで、ロックの王様 クイーンが題材のミュージカルから「Who want's to live forever」

2人目のゲストは、日本から参加のシャンソン歌手 EUROさん。
ヴィクトルがフランス語で「Ne me quite pas」を歌い、EUROさんをエスコート。2人で「バラ色の人生」を軽快にデュエットした後は、EUROさんのソロで「ラ・ボエーム」。日本人離れしたパフォーマンスにブラボーの声が飛び交いました。

休憩なしの20曲、コンサートも終盤戦です。ここからが圧巻!新生ADESSOの見せ場でした‼️
同じテノールでもそれぞれに特色があります。その魅力的な部分をうまく組み合わせてのハーモニーは絶妙です。
「ネッラ・ファンタジア」
「祈り」
「コン・テ・パルティロ」
「誰も寝てはならぬ」
「祈り」は、ケン・カタヤマのオリジナル曲。2003年に創られたミュージカル「眠れない夜」の中で歌われ、現在は、平和を願うメッセージソングとしてたくさんの人に歌われています。2011年の東日本大震災の時には、《1000人の祈りプロジェクト》として全国でレコーディングを行い、1040人の歌声を収録した復興支援CDが日本コロムビアから全国発売されました。その「祈り」をallスペイン語ヴァージョンで初披露。ジャパンツアーでは、《スペイン日本修好通商条約締結150年》を記念して各地のゲストの皆さんと一緒に日本語&スペイン語で歌います。
ラストは「グラナダ」。盛り上がりは最高潮。ブラボーコールの中、アンコール「マイウェイ」

ここで、ケン・カタヤマから、オリジナル曲「ADESSO~今!~」が、2020年東京パラリンピックの応援ソングになったと重大発表⁉️
会場の人々から大きな歓声が沸き起こりました。
正確には、東京2020大会参画プログラム:パラアスリート応援プロジェクト
❝応援バリアフリーSHIBUYA2020❞のメイン応援ソングに選ばれ、ケン・カタヤマがこのプロジェクトの音楽総合プロデューサーに就任しました。2020年、パラリンピック会場で、世界の人たちと大合唱することをめざしてただいま参加者募集中!
音楽は、世界の扉を開く鍵。ワクワクする夢を思い描きながらジャパンツアーの会場で「ADESSO」を聴くのは楽しいかもしれませんね。
ぜひ、感動の瞬間は劇場で。チケットのお申込みは、ADESSO! まさに“今”です(笑)
スタッフの皆さん
David Rodriguez (Jefe de Producción), SIGMA 2(Realizacion Video), Jose Negrete(Direccion Artistica) ,Cesar Belda(Arreglos)
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